コーチングの技術―上司と部下の人間学
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バックドラッキングを実践しよう! |
コーチングの考えだけでなく、実践の技術まで記述されており、参考になる。例えば、バックドラッキング。これは、相手の話からキーワードを見つけ、そのキーワードを繰り返す質問の方法。早速、職場で、家庭で、実践してみたい。
難点を言えば、その人の好みにもよるのでしょうが、話が多岐にわたっているため、自分にはこの方の文章は読みやすいとは思えませんでした。それを差し引いても、コーチングのことは一通り分かるので、まずまずの本です。
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応用次第 |
コーチングについての入門書として最適!
説明されているのは、技術というよりは「コーチング」の考え方(概論)
とコーチングを挟んだ人間関係。
コーチングを通じて、人と接する時にどう行動することが両者にとって
最適なのか?を新しい視点から気づくことが出来る。
いろんな対人関係においてコーチングの知識が使えそうである。
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コーチングを単なる技術にしないために |
どうもハウツー書というと、そこに述べられているテクニックばかりに関心が偏ってしまう。それで、コーチングも一時的な流行でもてはやされるだけなのか?いや、実はコーチングは人を指導する立場にある人、そして何よりも自分自身の思考と行動を良い方向に導こうとする人なら誰でもしていることを明晰な実践の理論として示したものであろう。具体的な要領は直接に本書に当たればいい。この本は丁寧な叙述で十分に読みやすい。それよりも、著者が言う「コーチングマインド」についての考え方をあえて強調しておきたい。組織にコーチングマインドが浸透していないところでは、いくらコーチングのハウツーを個々の者が習得しても、それを活かすことは難しいという考えを。組織の真の活性化をめざすなら、上に立つものが率先して、組織の体細胞自体を換えるくらいの覚悟がいるのである。この本の根本にもそういう考えが底流していることを忘れてはならない。
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様々な状況で活用可能な指導術だと思いました |
近年、学校現場では「分かりやすい授業」や「自主・自立の姿勢」について議論されています。この実現には教師のしっかりとした指導力が求められるところです。この指導技術は、児童・生徒を画一的に支配するというのでなく、彼らの自律と自立を促すことが大切です。そこで本書『コーチングの技術』の内容はビジネス現場を意識して書かれていますが、その実践には教師と生徒、親と子など様々な状況でも活用できる技術だと思いました。
著者の菅原裕子はこれまでの「こうすべき」だ上下関係を見直すために、コーチングの技術として「相手を聞く」技術のラポールを提唱しています。ラポールは心理学の言葉でおなじみですが、これは面接者と面接を受ける者との間の「穏やかな親和的関係」による環境を作り出すことです。それによって共感や相互理解の状態が生み出され、よりよい指導の一歩を踏み出せるというものです。また私たちの質問には、著者の言葉を借りて言えば、「観念」があり、それを通して相手を見ているところがあります。この「観念」もしくは「偏見」というものが、指導される者の自立を妨げることとなっていることは、確かに「ありえるな」っと容易に想像します。
本書の初めに、コーチ(指導)することは、相手の能力を見抜き、引き出し、伸ばすということとしっかり記されています。そのためにも部下をしっかりと観察し、何ができていて何が必要かを見抜き、それをどう伝えるのか。なるほど今日の指導者には、「俺について来い!」でなくて、部下の自己実現のプロセスをしっかりとコミットできる関係を築く姿勢が求められていることがよく理解できました。
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手軽な入門書 |
コーチングなるものを知る手始めとして、よい教科書になるだろう。
一通りは詰め込んで全体像をわかるようにしてあるし、新書であるのも手軽でよい。
本書は基本的にはビジネス場面を想定して書かれてあるが、コーチングそのものはさまざまな領域で応用可能である。
論理療法や解決志向と重複するところに親しみを感じたが、治療法ではなく指導法としてより洗練された姿なのだと思う。
人と関わらない人はいないのであるから、実践的、具体的であり、知っておいて損はないテクニックだろう。


